法事の予定を管理するシステム「法事帳」をつくりました
友人から、故人を登録して法事がいつかを知る、そういうシンプルなアプリが見当たらないという話を聞きました。 それがきっかけで作ったのが、法事の予定を管理するウェブシステム「法事帳」です。
お名前と命日を登録すると、これからの法事がわかります。 カレンダーや一覧で予定を確かめられ、事前にメールでお知らせも届きます。
法事帳 — サービスを開くこういうアプリが見つからないのは、まぁ、サービスとして儲からないからだろうな、とは想像しましたが、私はつくってみました。
命日から、これからの法事を確かめる
故人のお名前と命日を登録すると、四十九日や百箇日、一周忌、三回忌などの目安を自動で計算します。 「法事の見通し」では、次の法事までの日数や、今年と今後の法事を確認できます。 アイキャッチ画像は、2026年10月4日時点の公開デモの画面です。
命日から計算した日と、実際に法要を行う予定日は分けて記録できます。 ご家族やお寺と相談して日程が決まったら、その日を設定しておくと、暦やお知らせにも反映されます。
法事の数え方や日程には宗派・地域・寺院による違いがあるので、計算した日付は目安として扱っています。
カレンダーでも、予定だけでも
「法事の暦」は、月ごとのカレンダーと、予定のある日だけを並べる一覧に切り替えられます。

日付の並びを見たいときはカレンダー、予定だけを確かめたいときは一覧。 大切な法事がいつあるかを、ひと目で確認できます。

画面に載せている故人と日程は、すべてデモ用の架空のものです。
メールでもお知らせ
メールのお知らせもつけました。 ログイン後の設定画面でお知らせをONにして保存すると、90日前・30日前・7日前から選んだ時期にメールが届きます。 複数の時期を選べるので、日程を相談する頃と、直前の確認とで使い分けられます。
実際の法要予定日を設定していれば、その日を基準にお知らせします。 予定日がまだ決まっていなければ、命日から計算した日を基準にします。 法事をうっかり忘れないための、事前のお知らせです。
Cloudflareで動かす、予定とお知らせの仕組み
システムはCloudflare Workersで動かしています。 故人の登録情報や法事の予定、お知らせの設定はCloudflare D1に保存し、ログインにはClerk、メール送信にはResendを使っています。
メールのお知らせは、WorkersのCron Triggersで定期的に処理しています。 cronの時刻はUTCなので、日本時間の朝6時は前日の21時として設定します。
| cron式(UTC) | 実行するタイミングと処理 |
|---|---|
0 21 * * * | 毎朝6時(日本時間)。その日にお知らせする法事を確認し、メールを送信 |
*/10 * * * * | 10分ごと。送信待ちや、一時的な失敗で再試行する通知を処理 |
10分ごとの処理でも、朝6時以降はその日のお知らせ対象を確認します。 朝の実行で処理できなかった分や、あとからお知らせをONにした分も拾えるようにしています。
通知の送信状態をD1に記録し、Resendの冪等性キーも使って、再試行時の二重送信を防ぐようにしています。 画面を開いていないあいだも、サーバー側で予定を確認してお知らせします。
ログインせずに触れる公開デモも用意しています。 デモでは登録や表示の切り替え、お知らせ設定を試せますが、メールは送信されません。
「次の法事はいつだろう」と思ったときに、開けばわかる。 開かずにいるあいだも、必要な時期にはメールで知らせてくれる。 友人の話から、そんな法事の予定管理システムをつくってみました。
毎朝6時、早朝の爽やかな時間に法事のリマインダーが届く。 素敵なシステムですね。