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修身教授録 - 森 信三

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概要

「まるで骨董品みたいな書物」と自序に著者本人が書いているほどであり、なるほど古くささは否めない。

だがそれがいい。

そもそも「修身」とは

「自分自身を正しく律する」という意味であり、いかにも重要な概念には違いない。

その一方では、戦後にこの授業が停止されたという歴史的事実があったりもする。

(文部科学省) 戦後の暫定措置と新しい小学校教育の発足
すべての学校における修身・日本歴史および地理の授業は停止されるに至った
(停止してどうする……)

印をつけた箇所

だいいち諸君ら自身、自分の目標として、一体どの辺まで行くことをもって、その理想と考えているのか
こんなことを言う人が時代的にいなくなってしまった。
「もうこれでよし」という時があるかと言うに、もちろん、そういう時はこないのです
なぜこういう先人の言葉を聞かずして、日々のんべんだらりと生きるのか。

人間として最も大切なことは、単に梯子段を一段でも上に登るということにあるのではなくて、そのどこか一ヶ所に踏みとどまって、己が力の限りハンマーをふるって、現実の人生そのものの中に埋もれている無量の鉱石を、発掘することでなくてはならぬからであります

安直に効率やスピード、結果を求めていては到達できない何かがある。


後記

まだ追記する予定。

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修身教授録 (Chi chi-select) 単行本 - 1989/3/1

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